【あなたは答えられるか】ミサイルが飛んで来たらどう動く?ミサイルの種類別に詳しく解説

つい昨日、ミサイル発射の情報があり、地下鉄運転を見合わせたというニュースが流れた。

ぼく自身この地下鉄についての決断はすばらしいと思っている。

先日、最近の安保情勢を見て、学校で子供たちに注意喚起している教師がいた、すると保護者が「無駄に不安を煽るのはよくない」だの、非常に無責任平和ボケとしか言いようのない言動をしていた。正直この発言をした保護者が日本の少数派だとは思わない、いや思えない。

つい先月ごろまで切迫した状況にもかかわらず森友だのなんだの無益な言い争いをしていた国会。またそれを過剰に報道し、北朝鮮のミサイルが日本海側のすぐそばに落ちようと報道しようとしないマスコミ。異様な光景であった。これが日本の現状なのである。

そこで、ミサイル発射に合わせ、希望的観測をすることなく即座に地下鉄運転を見合わせたこの行動は素晴らしい。

この件で、東京新聞は「東京で地下鉄を止めるなんて、過剰に反応にしすぎだ。北朝鮮がやっていることはちろん問題だが、日本政府や行政が過剰な恐怖心を煽っているのも問題だ」などと意味不明なことを述べているが、現にミサイルは発射されているのだ。

それがいくら失敗、日本国土に落ちていなくとも日ごろから警戒せずして今日、この瞬間に本当に打ってきたら対処できるというのだろうか。

かなりの緊張状態が続く北朝鮮問題。ミサイルの標的にされるという事態も現実味を帯びている。

TVでニュースや、有識者同士の対談、質問などを見ていても、現在の北朝鮮の問題、国際情勢については饒舌に語るのに、実際ミサイルが飛んできた場合どうするかについては明言を避けていた。

そこで、実際ミサイルが飛んで来たらどう動くか、という点に絞って解説したいと思う。

警報システムJアラートとミサイル日本到達までの7分

まず、すべてに共通する事柄から考えていく、北朝鮮でミサイルが発射されるとJアラートというシステムがミサイル発射情報の警報を鳴らす。 (Jアラートを使用すると、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・ 緊急速報メールが配信されます。)
その後、弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合に、続報として屋内避難の呼びかけが行われる。
そして弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下したと推定された場合や、日本の上空を通過した場合、日本まで飛来せず、領海外 の海域に落下した場合には、その旨が続報として知らせられる。

さて、このJアラートがなってから移動可能な時間は長くとも7分程度だがその間に、ミサイル別で避難行動が分かれるわけだが、この時、なんとミサイルの種類は誰にも分らないのである。

よってすべてのミサイルに対応できるような準備が必要となる。

弾道ミサイルの種類と想定される被害

 

さて、この間に安全な場所に避難するわけだが考えられる弾道ミサイルの種類は大まかに4つ考えられる。

  1. 通常弾頭
  2. 生物弾頭
  3. 化学弾頭
  4. 核弾頭

それぞれの被害については、

1.通常弾頭
被害を受ける範囲は命中した場所にもよりますが、1kmぐらいだと思わる。
山林や海に命中した場合は被害は皆無の可能性が高くなります。
都会のビル街などに命中した場合は、着弾の衝撃波、弾頭炸裂の衝撃などで、爆心地付近のビルは倒壊するものも出る。
そして人的被害としては、建物が壊れた破片、衝撃で割れたガラス破片などで多くの死傷者は避けられないだろう。
しかし北朝鮮の弾道ミサイルの命中率では、たとえば国会議事堂など狙った建物の破壊は難しいと考えられる。
2.生物弾頭
弾頭を地面に衝突させるのではなく、上空数十~数百mで起爆させ、弾頭に詰めた細菌を目標付近へ広範囲に拡散させる目的で使われる。現在実戦で使われた公式な発表はありません。
思い浮かぶ生物兵器といえば、炭素菌やボツリヌス菌ですが、
大気圏への再突入時に、弾頭(再突入体)が空気との摩擦で2000度にまで加熱されます。細菌はそのような高熱に耐えられるはずもなく、よほど高性能な断熱装置がないと細菌は弾頭内で死滅してしまいます。
しかも目標付近の風向きによっても、見当違いな方向に拡散してしまうことになり、効果が減じられることもあります。あまり実用的な弾頭とは言えませんが、使用された場合は非常に対処が困難な弾頭です。
3.化学弾頭
生物弾頭と同じく空中爆発で広範囲に化学兵器(毒ガスやサリンのことです)を撒き散らします。
これも風向きや再突入時の高熱などがネックになりますが、迎撃ミサイルで撃墜した際に高度が低すぎたりすると弾頭から漏れ出したりする可能性も無いとは言えません。恐ろしい大量殺戮兵器ですが、実戦での使用が公式に発表されていないので実際のところはどの程度の被害になるかわからない。
4.核弾頭
人類が手にした最も破壊力のある弾頭。
弾道ミサイルの弾頭としての使用実績はないが、日本は過去に2発の核爆弾を被爆しています。
ウラニウム爆弾やプルトニウム爆弾は核分裂反応を利用したもので、俗に言う「原爆」と呼ばれているもの。
現在では比較的爆発威力の小さい核兵器として運用されている。
爆発威力は1キロトン(スーツケース大の超小型原子爆弾)から100キロトン程度です。
北朝鮮の弾道ミサイルに搭載されるのは、この核分裂型核弾頭になるでしょうが、今のところそこまで核弾頭の小型化に成功したという情報はありません。もし広島型と同程度の核弾頭を搭載した弾道ミサイルが大都市の上空500mで炸裂すると、半径数百m以内では蒸発するほどの高熱と衝撃波に見舞われます。たとえ建物の中にいたとしても生き残れる人間は皆無に近いと思われます。
爆発の衝撃波や引き戻し風は半径10km以上に広がり、放射線の照射も相まって、数日中に命を落とす人間が多く発生します。また、風向きにもよりますが、風下数百キロに放射能汚染が及び、半減期の長い放射能汚染に長期間悩まされることになる。
また、空中爆発させずに地表で爆発させ、地下深くの目標を破壊する用途も想定されています。もし東京のど真ん中で炸裂したなら、時間帯によっては100万人以上が死亡し、負傷者や後遺症が残る人も1000万人近くになると予想することもできる。
核災害で最も大きな被害をもたらすのは爆発時の“閃光”と“衝撃波”。
広島でもこの2つが20万人を超す死傷者を出したのですから、核災害から生き残るにはこの2つの初期被害をいかに回避するかがポイント。
核兵器といえば放射線被曝を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、放射線は脅威の一部でしかなく、核爆発エネルギーの5%に過ぎない。

 

弾道ミサイルの直接的対策

 

まず、ほぼすべての弾道ミサイルにて予想される爆発時の衝撃はであるが、地下に逃げ込むことが最善となる。日本の地下施設の構造上、崩落し、押しつぶされることはないので、いち早く地下に逃げ込むべきだ。

地下へ逃げ込めない場合、できるだけ建物の中心で、窓のない部屋、トイレ、風呂場、倉庫などに逃げ込みます。それも間に合わない場合、とにかく窓から離れ、また窓との間に何か遮蔽物を起きます。机の下でもいいし、いすを盾にしてもかまわない。

 

そして、使用の可能性が予想される化学兵器についてだが、サリンなどの使用が予想される。一般的には口にマスクを当て、風上に避難する。

ガスマスクは呼吸による内部汚染(内部被爆・感染・吸収)を防ぐ唯一の手段だ。
外出時は常に持ち歩き目をつぶっても使用できるようにし、万が一持ち合わせていない場合はやはりハンカチ等で口鼻を覆い逃げるしかない。

生物化学兵器ごとの性質、防ぎ方などについてはまた後日詳しく触れる。

 

最後に核弾頭のみに予想される被害だが地上にいる人間は吹き飛ばされ、コンクリートに激突して死亡する。
あるいは建物の中にいて熱線を免れても、コナゴナに吹き飛ばされたガラスやコンクリート片が突き刺さって死亡してしまう。

広島、長崎の場合屋外にいて吹き飛ばされた人も多かったが、少し遠方では弾丸のように飛んでくるガラス片が突き刺さり絶命した人が圧倒的に多かった。

このことより、伏せてガラス片が突き刺さる面積を最小にするのがポイントとなる。
核兵器の爆発で、建物の窓ガラスは粉々に砕け、そこから超高温の爆風が襲いかかるため、まずはこれを避けることを最優先とする。

また熱線によるやけどを防ぐため、肌の露出は最小限に控え、黒い色や金属は熱を吸収しやすいため、できるだけ白い布をまとったり、金属製のアクセサリーや時計は外すようにする。

また、爆発後どのように行動するかであるが、爆発による即死を免れた後は、できるだけ速やかに爆心地から離れ、放射線を浴びる量を最小限にする。

ただし地下室や倉庫などに避難ができ、ある程度時間が稼げるようであれば、いきなり屋外に出るよりも、数時間から数日間やり過ごした方が、放射能が若干でも弱まるので安全と言える。


まとめ

かなり恐ろしいことを立て続けに書いたが、これは現実に起こりうることなのである。もちろん弾道ミサイルが飛んできてもすべてが着弾するわけではない。

日本ではPAC3というミサイル迎撃システムがあるため、迎撃できるものもあるだろう。しかしこのPAC3も完璧ではない、詳しくは後日記事にまとめるが、大量に、また広範囲にミサイルを打ってきた場合、やはり今回紹介したような対策方法を頭に入れて各個人で行動するしかないのである。

引用: 内閣官房国民保護ポータルセンター http://www.kokuminhogo.go.jp/shiryou/nkjalert.html








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